還暦や古希、喜寿などのお祝いに、品物ではなく、本人の話をまとめた一冊を贈りたいという人もいます。家族の思い出や本人の言葉を形にした本は、お祝いの席でも話題になります。
この記事では、長寿のお祝いに一冊を贈るときの進め方をまとめます。
長寿のお祝いの年齢
| 名前 | 年齢 |
|---|---|
| 還暦(かんれき) | 60歳(数え年では61歳) |
| 古希(こき) | 70歳 |
| 喜寿(きじゅ) | 77歳 |
| 傘寿(さんじゅ) | 80歳 |
| 米寿(べいじゅ) | 88歳 |
| 卒寿(そつじゅ) | 90歳 |
| 白寿(はくじゅ) | 99歳 |
もともとは数え年で祝うものとされてきましたが、今は満年齢で祝う家庭も多くあります。どちらで祝うかは、家族や地域の習わしに合わせて決めます。
お祝いの日から逆算する
聞く・書く・確かめる・印刷するには、思ったより時間がかかります。お祝いの日から逆算して、余裕をもって始めます。
| 時期 | すること |
|---|---|
| 2か月前 | テーマを決め、話を聞く日を決める |
| 6〜7週間前 | 話を聞く(1回20〜30分、1〜2回) |
| 4〜5週間前 | 原稿を書く |
| 3〜4週間前 | 本人や家族に原稿を確かめてもらう(サプライズの場合は後述) |
| 2〜3週間前 | 印刷・製本(印刷会社に頼む場合は、納期を先に確かめる) |
| 当日 | 渡す |
(目安です。印刷会社に頼む場合は、各社の納期を確かめて調整してください)
テーマの選び方
長寿のお祝いでは、人生全体をまとめようとしがちですが、1章に絞ると仕上がりやすくなります。
- 仕事:長く続けてきた仕事の工夫や転機(「退職祝いの仕事の本」も参考になります)。
- 家族の味:本人が作ってきた料理と、その料理の思い出(「家族のレシピ本」)。
- 住まい・ふるさと:生まれ育った町や家の記憶。
- 節目の年:還暦なら60年前、喜寿なら77年前の、生まれた年のこと。
生まれた年の出来事を年表にすると、話のきっかけになります。年表の作り方は「自分史年表の作り方」にあります。
サプライズにするか、一緒に作るか
| 進め方 | よいところ | 気をつけること |
|---|---|---|
| 一緒に作る | 本人が内容を確かめられる。作る時間そのものが楽しみになる | お祝いの当日の驚きは少ない |
| サプライズ | 当日に驚いてもらえる | 本人に原稿を確かめてもらえない |
サプライズにする場合は、本人の話そのものではなく、家族から本人への言葉や、家族が覚えている本人の姿をまとめる形にすると、本人の確認がなくても作りやすくなります。本人の話や、本人に関する個人的な出来事を書く場合は、渡したあとに本人に読んでもらい、直したいところがあれば直して刷り直す、と伝えておきます。
家族みんなで作るとき
- 子や孫、きょうだいから、本人との思い出を1人1ページずつ集める方法もあります。
- 原稿をまとめる人を1人決めておくと、進めやすくなります。
- 集める期限は、印刷の日より1週間以上前にしておきます。
当日の渡し方
- 一人だけに渡すのではなく、家族の人数分を刷っておくと、その場でみんなで読めます。
- 本人に読み上げてもらうか、家族が1ページ読むなど、渡し方も決めておくと場が和みます。
- 原稿のデータも残しておき、次のお祝い(古希から喜寿へ、など)で章を足していく方法もあります。
最後に、次のことを確かめておきましょう。
- お祝いの日と、数え年・満年齢のどちらで祝うかを確かめた
- お祝いの日から逆算して、話を聞く日と印刷の日を決めた
- テーマを1つに絞った
- サプライズにする場合、本人の確認をどうするかを決めた
- 印刷の納期を確かめた