読みもの

家族みんなの言葉を集めて、寄せ書きの本を贈る

長寿祝いや退職、誕生日に、子や孫、きょうだいからの言葉を集めて一冊にして贈る方法。誰に声をかけるか、締め切りと集め方、何を書いてもらうか、手書きで作るかサービスを使うか、頼む前に確かめることをまとめました。

白いページを開いたノート

家族の一冊は、本人の話を聞いてまとめる本だけではありません。家族みんなから本人へ向けた言葉を集めて、一冊にする形もあります。長寿のお祝い、退職、誕生日など、本人に「ありがとう」を伝えたいときに向いています。

この記事では、家族の言葉を集めて寄せ書きの本にする方法をまとめます。本人の話をまとめる本の作り方は「還暦・古希・喜寿のお祝いに一冊を贈る」にあります。

誰に声をかけるか

  • 子、孫、きょうだい、親せきなど、声をかける人の名前を書き出します。
  • 小さな子どもは、絵や一言でもかまいません。書くのを手伝う大人を決めておきます。
  • 遠くに住んでいる人、スマートフォンを使わない人にも届く方法(郵送、電話で聞き取って代わりに書くなど)を考えておきます。
  • 声をかけなかった人が寂しく思わないように、範囲を家族で話し合って決めます。

締め切りと集め方

  1. 渡す日から逆算する:本を作る日数、届くまでの日数を見込んで、言葉の締め切りを決めます。
  2. 一斉に知らせる:何のための本か、締め切り、どのくらいの長さか、本人には内緒かどうかを、同じ文面で伝えます。
  3. 途中で一度知らせる:締め切りの数日前に、まだの人へ声をかけます。
  4. 集まった言葉を読む:本人が傷つく言葉や、ほかの家族の秘密が書かれていないかを確かめます。直してほしいときは、書いた人に頼みます。勝手に書きかえません。

何を書いてもらうか

「自由に書いて」だけだと、書きにくい人もいます。問いかけを添えると書きやすくなります。

  • いちばん覚えている、本人との思い出
  • 本人に言われて、うれしかった言葉
  • 本人のすごいと思うところ
  • これから一緒にしたいこと

本人の昔の話を聞いてまとめたい場合は、寄せ書きとは別に、聞き取りの章を作ることもできます(「親の話を聞く12の質問と聞き方」)。

手作りか、サービスを使うか

作り方 向いている場合 気をつけること
手作り(色紙・ノート・印刷した冊子) 手書きの文字を残したい。人数が少ない 回して書いてもらうのに時間がかかる。遠くの人は郵送になる
寄せ書きの本のサービス 遠くの家族も多い。本の形できれいにまとめたい 料金、締め切りの設定、注文後に直せるか、入力した言葉の扱い

手書きの手紙を集めて冊子にしたい場合は、「家族の一冊を印刷・製本する方法」の方法でも作れます。

サービスを使うとき

例として、参加する人がそれぞれ似顔絵とメッセージを登録して一冊の本にする贈るコトバの贈り本 RETTEL(レッテル)広告(株式会社ネイチャーオブシングス)の案内(2026年10月14日確認)を挙げます。

項目 公式の案内
しくみ 幹事がメッセージ登録用のURLをLINEやメールで共有し、参加者が期限までに似顔絵とメッセージを登録する。1人が本の見開き1ページを担当する
料金(税込) 参加人数で変わる。5人で7,150円、10人で8,250円、200人で29,150円(価格シミュレーターの表示)
送料(税込) 宅急便は550円(四国・九州・北海道は770円、沖縄は1,100円)、12,650円以上は無料。メール便(ポスト投函)は送料無料
届くまで 注文日の翌営業日から数えて7営業日前後で発送。届くのは発送の1〜2日後
注文後 注文後の内容の修正やキャンセルはできない(破損・不良は交換)
電子データ 注文確定後、JPEG形式のデータをダウンロードできるURLがメールで届く

料金は変わることがあるため、申し込む前に公式の案内で確かめてください。注文後は直せないため、注文の前に、名前の字や内容を家族で読み合わせておきます。

あわせて確かめておきたいこと:

  • 入力した言葉の扱い:家族の言葉や名前をオンラインで登録することになります。利用規約とプライバシーポリシーで、データの扱いを確かめてから使います。
  • 参加する人の環境:案内では、スマートフォンやパソコンの推奨の環境(OSやブラウザ)が示されています。年配の家族が参加するときは、手伝う人を決めておきます。

ほかの寄せ書きのサービスと比べるときも、料金、締め切りの決め方、注文後に直せるか、データの扱いを、同じように確かめると違いがわかります。

渡すとき

  • お祝いの席で渡すなら、誰が渡すか、ひと言添えるかを決めておきます。
  • 本人がゆっくり読めるように、その場で全部を読み上げなくてもかまいません。
  • 渡したあとの本は、日の当たる場所や湿気の多い場所を避けてしまいます(「写真や手紙の原本を傷めずにしまう」)。

最後に、次のことを確かめておきましょう。

  • 声をかける家族の範囲を、家族で話し合って決めた
  • 渡す日から逆算して、言葉の締め切りを決めた
  • 書きやすいように、問いかけを添えて知らせた
  • 集まった言葉を読み、本人やほかの家族を傷つける内容がないか確かめた
  • サービスを使う場合は、料金・注文後に直せるか・データの扱いを確かめた

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