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色あせ・傷のある古い写真を直す|アプリ・ソフト・写真店の比べ方

色があせた写真、傷や破れのある古い家族写真を、デジタルで直す方法。写真の傷み方から選ぶ方法(スマホのアプリ・画像編集ソフト・写真店の修復)、写真店に頼むときの料金と条件の例、AIで直すと顔や細部が元と変わることがある注意、直した写真を本に使うときの書き添え方をまとめました。

直す前に、元の写真を残す。 傷み方を見る:色あせ・傷・顔にかかる破れ。方法を選ぶ:アプリ・ソフト・写真店。違いを書き添える:直したことを写真の言葉に
この記事の要点をまとめた図解。詳しい手順と例は本文で確認できます。
家族の写真をまとめたアルバムと筆記具

古い家族の写真は、色があせて赤っぽくなったり、折れ目や破れ、しみがついたりしていることがあります。家族の本や法事で使いたいとき、「直せるならきれいにしたい」と思う人は多いでしょう。

先に結論を書きます。元の写真には手を加えず、取り込んだデータのほうを直します。 色あせを軽く整えるだけなら、スマートフォンのアプリや写真の編集で足りることがあります。顔にかかる傷や大きな破れは、写真店の修復サービスに相談します。どの方法でも、直した写真は「元の写真そのもの」ではないことを、家族に伝えられるようにしておきます。

直す前に:元の写真をそのまま残す

  • 元の写真に、テープを貼ったり、ペンで書き足したりしません。
  • 先に、そのままの状態で取り込みます。取り込み方は「古い写真をデジタル化して本に使う」にまとめています。
  • 取り込んだデータは「元」と「修正」を分けて保存し、元のデータを上書きしません。

写真の傷み方から方法を選ぶ

写真の状態 まず試す方法 写真店に相談したい場合
全体の色があせている、赤っぽい 写真アプリの明るさ・色の調整 色を自然に戻せないとき
小さな点やしみ、細い傷 画像編集ソフトの修正の機能 数が多いとき
折れ目・破れ・欠けがある 画像編集ソフト(手間がかかる) 顔や大事な部分にかかっているとき
顔がかすれている、ピントが合っていない ― 直せる範囲を相談する(元にない細部は作れない)
白黒写真に色をつけたい ― カラー化のサービス(色は推測になる)

スマホのアプリ・パソコンのソフトで直す

反射を抑えて取り込む:Google の「フォトスキャン」は、何枚かの画像をつなぎ合わせて光の反射を取り除き、写真の端の検出や、ゆがみの補正をすると案内されています(Google フォトスキャン)。修復の前に、反射のない画像を用意することが大切です。

色を整える:スマートフォンの写真アプリの編集で、明るさ・色温度・彩度を少しずつ動かします。一度に大きく動かすと、肌の色が不自然になります。

傷を消す:Adobe の Photoshop では、ニューラルフィルターの「写真を復元」で、写真の強調・顔の強調・スクラッチの軽減を調整できると案内されています。手順の解説では、元の画像はロックし、新しいレイヤーで作業するよう書かれています(Adobe「Photoshopでの古い写真の修復」)。

写真店に頼む

写真店の修復サービスは、店によって受け付ける写真、納品の形、料金の決め方が違います。公式の案内の例です(2026年10月27日に確認。料金は税込)。

カメラのキタムラ「写真修復・補正」(店頭)

  • 公式の案内:カメラのキタムラ「写真修復・補正」
  • 料金の例:色あせた写真の修復・破損した写真の修復・白黒写真のカラー化:各11,500円
  • 納品の形:加工したデータを入れた CD(JPEG)
  • 条件・注意:持ち込めるのはプリント、SD カードなどのメモリーカード、CD-R・DVD-R(USB メモリーは不可)。プリント料金は別。仕上がりの日数は店舗に確認

ヨドバシカメラ e-Photo「写真復元サービス」

  • 公式の案内:ヨドバシカメラ e-Photo「写真復元サービス」
  • 料金の例:14,080円。基本のレタッチは1か所6,600円
  • 納品の形:2L のプリントとデータの CD
  • 条件・注意:元の写真には手を加えない。アルバム・台紙・額に入った写真、フィルムからは注文できない。修復した画像は納品後2週間で消去

コイデカメラ「写真の修復・画像修整」(店頭)

  • 公式の案内:コイデカメラ「写真の修復・画像修整」
  • 料金の例:退色補正・カラー化:各11,000円。傷・破れの修正は直径1cm未満で1か所600円(顔の部分は直径3cm未満で1か所3,600円)
  • 納品の形:プリント(別料金。L判440円から)
  • 条件・注意:退色補正の仕上がりは1か月後。一部のメニューで AI を使う

頼む前に、次のことを確かめます。

  • 元の写真を預けるのか、データだけを渡すのか
  • 台紙やアルバムに貼ったままでも受け付けるか
  • 納品はプリントか、データか、両方か(データの形式と画素数)
  • 仕上がりを見てから直してもらえるか、その料金
  • 預けた写真の返却の時期と、データの保存期間・消去のしかた

AI で直すときに気をつけること

最近の修復には、AI(人工知能)を使った機能が増えています。手早くきれいに見える一方で、次のことに気をつけます。

  • 元にない細部が作られることがある:かすれた顔を「はっきり」させると、目元や口元が、その人と違う顔になることがあります。コイデカメラは、AI を使うメニューについて、色や背景、生成される部分は「お任せ」になる場合があると案内しています。
  • 白黒写真のカラー化は、色の推測:服や建物の色は、実際の色とは限りません。
  • 本人を知っている人に見てもらう:直した写真は、写っている人を知る家族に見せて、違和感がないかを確かめます。

遺影や法事で使う写真の場合は、「遺影に使う写真の選び方」もあわせてご覧ください。

直した写真を本に使うとき

家族の本やアルバムに使うときは、直したことを書き添えておくと、あとで読む家族が迷いません。

  • 例:「1958年ごろ、祖父母の結婚式。色あせを直しています」
  • 例:「白黒の写真に色をつけたもの。色は推測です」

書き添え方は「写真に添える言葉の書き方」にまとめています。元の写真も、直した写真と一緒に残しておきましょう。しまい方は「写真や手紙の原本を傷めずにしまう」にあります。

この記事は、編集方針に沿って書いています。誤りに気づいたときは、問い合わせのページをご覧ください。