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戸籍をたどって家系図を作る手順

自分の戸籍から始めて、父母・祖父母の古い戸籍をさかのぼり、家系図にまとめるまでの手順。集める順番、人ごとの書き出し方、図にするときの決まり、どこまでさかのぼれるか、家系図を家族の本に入れるときの配慮をまとめました。

写真と言葉を家族でアルバムにまとめる場面

祖父母の親の名前は? 曾祖父母はどこの出身? 家族の本を作っていると、こうした疑問が出てきます。戸籍をさかのぼると、何代か前までの名前や親子のつながりがわかることがあります。

この記事では、戸籍をたどって家系図を作る手順をまとめます。戸籍の請求のしかた(本籍地以外の窓口でも請求できる「広域交付」)は「戸籍で家族の歴史をたどる」にまとめています。

集める順番:自分から一代ずつさかのぼる

  1. 自分の戸籍:まず自分の今の戸籍を取ります。父母の名前と、ひとつ前の戸籍(どこから入ってきたか)がわかります。
  2. 父母の戸籍:父母が入っていた戸籍、その前の戸籍をさかのぼります。結婚や転籍、制度の変更で戸籍は作り直されるため、1人について何通も出てくることがあります。
  3. 祖父母、その前の代:同じように、一代ずつさかのぼります。古い戸籍ほど、手書きで、旧字体やくずし字で書かれています。

法務省の案内では、2024年(令和6年)3月1日から、本籍地以外の市区町村の窓口でも、本人・配偶者・父母や祖父母など(直系尊属)・子や孫など(直系卑属)の戸籍証明書・除籍証明書を請求できるようになりました。請求する本人が窓口に行く必要があり、郵送や代理人による請求はできません。コンピュータ化されていない一部の戸籍・除籍は対象外です(法務省「戸籍証明書等の広域交付について」、2026年10月15日確認)。広域交付で取れない戸籍は、本籍地の市区町村に請求します。

おじ・おばやいとこなど、直系ではない親族の戸籍は、請求できる場合が限られます。

人ごとに書き出す

戸籍を読んだら、1人ずつカード(または表の1行)に書き出します。いきなり図を描くより、間違いが少なくなります。

書く項目 例
名前(戸籍の字のまま) 例:山田〇〇(旧字体はそのまま書き、読みは別に)
生まれた年月日 元号のまま書き、西暦を並べる
父・母の名前
配偶者・結婚した年
亡くなった年月日
本籍地 当時の地名のまま
どの戸籍に書かれていたか 「祖父の除籍(〇〇町)」など、出典をメモ

読めない字は推測で埋めず、「判読できず」としておきます。元号と西暦を並べておくと、あとで年表にするときに便利です(「自分史年表の作り方」)。

図にするときの決まり

家系図の描き方に一つの正解はありませんが、よく使われる形にそろえると、家族が見てもわかりやすくなります。

  • 上が古い代、下が新しい代になるように並べます。
  • 夫婦は横に並べ、二重線などでつなぎます。
  • 子どもは、夫婦をつないだ線から下へ線を引き、生まれた順に右から(または左から)並べます。どちらの順にしたかを、図の端に書いておきます。
  • 名前の下に、生まれた年と亡くなった年を小さく書きます。
  • 再婚や養子縁組などは、線の種類を変えたり、注を付けたりして区別します。どう書くかは、家族と相談して決めます。

紙に手で描いても、表計算ソフトや図を描くアプリを使ってもかまいません。最初は、自分から祖父母までの3代だけで描いてみると、全体の形がつかみやすくなります。

どこまでさかのぼれるか

  • 戸籍法施行規則では、除籍簿(除かれた戸籍)の保存期間は、その年度の翌年から150年とされています(e-Gov 法令検索「戸籍法施行規則」第5条第4項、2026年10月15日確認)。
  • それでも、古い戸籍は、保存の期間を過ぎてすでに廃棄されている場合があります。災害や戦災で失われた戸籍もあります。
  • どこまでさかのぼれるかは、家によって大きく違います。途中でわからなくなっても、わかったところまでを家系図にしておけば、家族の話を聞くきっかけになります。

家系図を家族の本に入れるとき

  • 戸籍には、離婚、養子縁組、認知など、家族があまり話したくない事情が書かれていることがあります。家系図にどこまで書くかは、家族と話し合って決めます。
  • 生きている人の生年月日や本籍地は、家系図に書かなくてもかまいません。本に入れる図は、名前と続柄だけにする方法もあります。
  • 家系図をインターネットに公開するかどうかは、慎重に考えます。生きている親族の情報が含まれます。
  • 戸籍証明書そのものを、写真やコピーで本に載せないようにします。

自分でたどるのが難しいとき

戸籍の請求や、古い戸籍の読み解きを、家系図の作成を受け付けている会社に頼む方法もあります。頼むときに確かめることは「家系図の作成を頼むときに確かめること」にまとめています。例えば家系図めぐり広告のような会社があります。

最後に、次のことを確かめておきましょう。

  • 自分の戸籍から始めて、一代ずつさかのぼった
  • 1人ずつ、どの戸籍に書かれていたかをメモした
  • 読めない字や年を、推測で埋めていない
  • 図の並べ方(上が古い代、子の順番)を決めて、端に書いた
  • 家系図にどこまで書くか、家族と話し合った

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